正しい抱っこ紐の使い方って?装着の順番や使用時に知っておきたいこと

正しい抱っこ紐の使い方って?装着の順番や使用時に知っておきたいこと

抱っこ紐は装着方法が少し複雑なため、正しく使えているのか不安になってしまいますよね。間違った使い方をしていると、抱っこ紐の機能が活かせず身体に負担がかかってしまいます。本記事では正しい抱っこ紐の使い方を解説していきますので、参考にしてみてください。

抱っこ紐の正しい使い方

抱っこ紐を正しく使えているか不安になるときはありませんか?「すぐに腰や肩が痛くなる」という場合は、姿勢や装着方法を見直してみると痛みが軽減される可能性がありますよ。今回はキャリアを例に、抱っこ紐の正しい使い方を見ていきましょう。種類やメーカーによって推奨されている使い方が異なりますので、お使いの抱っこ紐の公式サイトなどで着用前にチェックしてみてください。

赤ちゃんが正しい姿勢になるように装着する

抱っこ紐を装着する際は、赤ちゃんが正しい姿勢になっているか確認してください。赤ちゃんの足はM字に、背中はCの字のように丸くなっているのが正しい姿勢です。足の形がM字になっていないと、赤ちゃんの股関節に負担がかかる恐れがあるため注意しましょう。

また、赤ちゃんの背中を丸くしてあげることで、赤ちゃんの姿勢が安定します。赤ちゃんのお尻を抱っこ紐に沿わせるように位置を調節すると、背中が丸くなります。

赤ちゃんの頭が顔の下にくるようにする

抱っこ紐を使用する際は、赤ちゃんの頭の位置も確認しましょう。赤ちゃんの頭が、抱っこしている人の顔のすぐ下にきている状態が正しい位置です。

装着する際は赤ちゃんのおでこが口元にくるように、赤ちゃんを高めに抱き上げましょう。正しい使い方ができていると、赤ちゃんの重さを感じにくくなったり、姿勢がよくなったりなどの効果が得られます。

赤ちゃんの呼吸を確保する

抱っこ中、赤ちゃんが苦しくなってしまわないように呼吸を確保することも大切です。赤ちゃんの口や鼻が塞がれていないかチェックしてください。赤ちゃんとパパママの身体の間に、こぶし1つ分の隙間ができるように抱っこ紐を装着すれば、呼吸を確保できます。

背中のベルトは肩甲骨の辺りで装着する

背中のベルトの位置が間違っていると、パパやママの身体に負担がかかってしまいます。種類によって異なりますが、背中のベルトは肩甲骨の高さにあるのが正しい位置です。赤ちゃんの体重が増えてくると位置が上がりやすいため、きちんと位置を調節しましょう。

腰ベルトはウエストの位置で装着する

腰ベルトは、位置を間違えてしまいやすいパーツの1つです。腰ベルトは骨盤の位置ではなく、お腹のくびれている部分に来るように調節してください。腰の位置でベルトを留めると、赤ちゃんの重みで位置がどんどん下がる原因になります。また、出産で開いたママの骨盤に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意してください。

肩ベルトの長さを調節する

肩ベルトの長さが非対称になっていると、片方の肩に負荷がかかったり、横に隙間ができてしまいます。ベルトの長さが左右対称になるように意識しましょう。抱っこ紐を装着する前に、肩ベルトの長さをある程度調節しておくと、装着後の調節がしやすくなりますよ。

抱っこ紐の使い方が違うとどうなる?

抱っこ紐の使い方を間違えてしまうと、パパやママの体に負荷がかかったり、赤ちゃんが危険に晒されたりすることがあります。ここからは、抱っこ紐の付け方を間違えると具体的にどのようなことが起こるのか解説します。

肩や腰に負担がかかる

抱っこ紐の使い方が間違っていると、パパやママの肩・腰に大きな負担がかかってしまいます。例えば、肩ベルトや背中ベルトの位置が間違っていると、反り腰になったり猫背になったりと姿勢が悪くなってしまいます。

姿勢が崩れたまま無理に赤ちゃんを支えることになり、首や肩、腰などの負担が大きくなるのです。長時間抱っこしづらくなりますし、赤ちゃんと抱っこ紐を使っての外出が億劫になってしまうこともあるため、注意が必要です。

赤ちゃんが不安定になる恐れがある

ベルトを正しい位置で締めていなかった場合、事故につながる可能性があります。肩ベルトやウエストベルトなどが緩くなっていたり位置が間違っていたりすると、赤ちゃんの姿勢が不安定になるのです。

安心して赤ちゃんとのお出かけを楽しむためにも、正しい位置で抱っこ紐を装着できているかしっかり確認してください。

赤ちゃんが窒息する恐れがある

抱っこ紐を正しく使えていない場合、赤ちゃんが窒息してしまう可能性があります。パパやママの身体と赤ちゃんを密着させすぎると、赤ちゃんが呼吸できなくなってしまいます。

抱っこ紐を使うときは赤ちゃんが息苦しくならないよう、鼻や口元に隙間を作って呼吸を確保してあげましょう。また、装着中はこまめに赤ちゃんが呼吸をしているか確認してあげると安心です。

抱っこ紐の付け方・順番

抱っこ紐を使うときに重要なのが、抱っこ紐の付け方や順番です。こちらでは、nuna(ヌナ)CUDL(カドル)での装着手順を説明いたします。抱っこ紐を正しい方法で装着できているか、以下の手順を参考にしてみてください。

CUDLの装着手順

  1. 背中バックルをセット
  2. キャリアを着用
  3. 着用スタイルに応じた赤ちゃんを乗せる準備
  4. 赤ちゃんを乗せる
  5. 各ベルトを調節する

赤ちゃんを乗せる際には赤ちゃんがずり落ちないよう、しっかり支えながら装着するのがコツです。詳しい装着方法については、こちらの記事にて画像付きで掲載しているのでぜひ参考にしてみましょう。

内部リンク「パパママ必見「抱っこ紐の付け方ガイド」正しい装着方法で快適に使おう」

抱っこ紐を使うときに知っておきたいこと

ここからは、抱っこ紐を安心して使うために知っておくべきことをご紹介していきます。抱っこ紐の使い方と合わせてチェックしてみてください。

抱っこ紐の種類によって使用年齢が異なる

抱っこ紐は大きくベビーキャリア、スリング、ベビーラップ、ヒップシート、おんぶ紐の5種類に分けられます。それぞれの種類によって使用できる年齢が異なるため、購入前に確認しておきましょう。

長時間の使用は避ける

外出時だけでなく家で赤ちゃんをあやすときにも活躍する抱っこ紐ですが、長時間の使用は避けましょう。長時間抱っこ紐を使っていると、赤ちゃんの姿勢が崩れてしまうことによる股関節への負担や、熱がこもる原因になるためです。

抱っこ紐を使うときは低い姿勢で

抱っこ紐に赤ちゃんを乗せる際は、必ず低い姿勢を意識してください。高い位置で赤ちゃんを抱き抱えたり降ろしたりした場合、転落など思わぬ事故につながる恐れがあります。安心して抱っこ紐を使うためにも、低い姿勢や座った状態かつ安全な場所で抱っこするようにしてください。

前屈みになるときは赤ちゃんを押さえる

抱っこ紐を着用しているときに前屈みになる場合は、赤ちゃんを支えるようにしましょう。赤ちゃんを押さえずに前に屈むと、隙間から赤ちゃんが落ちてしまう危険があるためです。

新生児から使えるおすすめ抱っこ紐

CUDLシリーズ

新生児から使える抱っこ紐をお探しならnunaの「CUDL」シリーズがおすすめです。ウエストのサイズ調節の範囲が広いため、パパママどちらにも対応できます。クッション性のある肩ベルトや幅広のウエストベルトで、パパママにかかる負担を分散してくれます。4種類のキャリーポジションで抱っこでき、赤ちゃんの背骨や腰の発達を妨げない健康的な姿勢を保てます。

<4種類のキャリーポジション>

  1. 対面抱っこ(乳幼児用ブースターあり)
  2. 対面抱っこ(乳幼児用ブースターなし)
  3. 前向き抱っこ
  4. おんぶ

バックルはマグネットロック式になっており、力を入れずに装着できる点も魅力の1つです。専用の収納袋も付いており、持ち運びにも便利です。

CUDL

通気性のあるメッシュ生地を使用しています。

ベビーキャリア 抱っこひも CUDL

ベビーキャリア 抱っこひも CUDL

cudl SOFTENED

優しくフィットするコットン素材の抱っこ紐です。

ベビーキャリア 抱っこひも cudl SOFTENED

ベビーキャリア 抱っこひも cudl SOFTENED

CUDL clik

ウエストベルトがワンタッチに取り付けが可能になったCUDLシリーズの新モデル

ベビーキャリア 抱っこひも CUDL
ベビーキャリア 抱っこひも CUDL clik

抱っこ紐の正しい使い方を知って、赤ちゃんの安全を守りましょう

赤ちゃんの安全やパパとママの健康のためにも、抱っこ紐の正しい使い方を意識することが大切です。使い方が間違っていると、転落や窒息など思わぬ事故になってしまう恐れもあるため注意しましょう。今回ご紹介した使い方、付け方を参考にして、正しい方法で抱っこ紐を活用してみてください。